"高速ランドナー「スポルティーフ」"...なるほど...2018年10月11日 08:28

前回は、重装備はランドナーには似合わない、という辺りのことを書きましたが、今回は逆方向で。
表題のような記述をネットで見かけて、なるほど、あながち100%間違いではないか...(現在では) と。
ポイントは「旅のありよう」なんだろうな、と思います。
シクロ・スポルティフは、スポーツ用自転車の意のフランス語です。
つまりスポーツする自転車。「旅」ではないわけで、その点ではそもそも違うことになるのですが、しつこいようですが、それを使ってどのような乗り方をするのか、がポイントかと。
ハードウェアとしてのスポルティフは、ランドナーとの相違点で行くと、
・700Cの細めのホイール。
・クロスしたレシオ。
・ハンドルはマースバー。
・フロントバッグが小さくなるので、キャリアも小型。
といったところです。
道路環境の良くなかった昭和の時代までは、700Cのホイールは走る道を選ばざるを得なかったのですが、どこも基本的に舗装し尽くされた現在では、そもそも650BやAの力を発揮させようとする方が道を選ばないといけなくなっています。
そんなわけで、後は使う側の問題で、それを多少なりとも「ランドナー的な乗り方」つまり自転車旅的な使い方をすれば、あっさり「これはランドナーである」ということになります。私も同意、です。
まぁ、何か言うとしたら、もうそれはスポルティフと呼ばなくていんぢゃね?ってあたりです。ランドナー文化を継承することを満たしている以上、大手を振ってランドナーを名乗りましょう!と。