ランドナーはやっぱり文化だ2018年09月12日 19:00


'70年代に自転車好き高校生として過ごした人間にとっては、やっぱりランドナーは特別なものです。
もちろん、あの当時と現在とでは技術的水準が違いすぎますし、道路状況も違う。...おまけにこちらの脚力も。(T_T)
脚力はともかくとして、難しい(嘘吐け、楽しいくせに(^o^;)のが「ランドナーの現在形」。
形から入れば、650BかAのホイールにフロントバッグ。イディアルかブルックスのサドルにランドナーバー。荷物が増えたときのみ、サドルバッグかパニアバッグはぎりぎりOK、といったところになると思います。もちろんフレームはホリゾンタルで。
でも、こういうの楽しくないですよね。ただの後ろ向きの硬直アナクロ。
とは言え、そういうのが大好きな人は結構いるみたいなので、それはそれで否定しません。と言うより、割と積極的に肯定します。σ(^_^)自身、1970年代初頭に製造されたと覚しきロードバイクを静態保存して、またいつ乗れるようにしようかな?と楽しみにしてたりしますので。
ただし、それはそれとして、ランドナーは文化だ(それも実は純日本的な)と主張したいのは、フランス発祥とされるランドヌーズがランドナーとして私たちの国に根付くには、やはり大きな変容があったし、それはハードだけでなく、ソフトの面でも顕著だと思うからです。
日本的または日本人的旅のありようと、そこに旅用自転車を位置づけることは、当然元々のランドヌーズの形や使われ方を変容させたであろう事は想像に難くないわけです。
大切なことは、私たちの自転車旅を最大限、楽しく趣深いものにしてくれる相棒が「今日的ランドナー」であるということだと思います。ま、それが絶版部品を組み合わせて、厳密な時代考証を経て形になったものであっても、それがその人の自転車旅を最大限楽しくしてくれるものであれば、何の問題もないものと言うべきでしょう。
そんな意味で「ランドナーの乱れ」を嘆く人ももしかしたら一部にはおられるかもしれない(いないいないヾ^_^;)のですが、私としては「良い時代になった」と前向きに考えています。
意外に大ネタですので、今回はここまで。


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