100日はないだろうなぁ、100日は2012年04月16日 19:07

 100日にわたる裁判員裁判で、判決が出たとのニュース。
 裁判に携わった裁判員の方(同じように拘束された補充裁判員の方も含めて)には、本当に大変だったろうと思います。
 しかし、100日にもわたって、仕事などを休んで裁判に参加し続けられる人って、どれくらいいるんだろう。自分の場合のことを考えてみると、一応公務員なので、辞退できなさそうに思われるけど、事務ではなく専門職なので、ちょっとね。特に、この4月に新人が入ったので2人体制になったけど、それまでは1人で部署を守ってたから、その段階では辞退せざるをえなかっただろうなぁ。1日15万円くらいの減収になる計算になるので(決して僕がそれだけ稼ぐわけではなく、そういう施設基準になっているのです)。
 そう考えてくると、100日の裁判に参加し続けられる「社会的に特殊な」立場にいる裁判員による裁判が、一般社会の感覚を反映するという裁判員裁判の趣旨に沿うものなのかどうかは、かなり難しいような気がしてしまうのです。
 しつこいようですが、今回の100日裁判に参加された裁判員の方々には、心から「お疲れ様でした」と申し上げ、労をねぎらいたいと心から思っています。