みんなで負担する覚悟2012年04月11日 15:17

 原発が次々と止まっていって、それを火力発電で補うとすると、ものすごい額の石油代が必要になるらしいです。当然、電気代の値上げは全国で起こることになると思うのですが、そこのところ、なぜか話題になりませんね。
 東電の電気料値上げというのが既に問題になってますが、まぁ、「値上げは事業者の権利」だのふざけたことを言ってたり、東電そのものの企業のあり方にとてつもない問題はあると考えざるをえないのですけれども、それを脇へ置くとすると、これからいろいろとかかってくるお金については、やっぱり国民全体が等しく負担していく仕組みが必要な気がします。東電から電気を買っている人達だけではなくて。
 この前、ドナルド・キーンさんが「1年経ってみんな大震災のことを忘れているような電気の使い方で、がっかりしている」といったこと(大意です)を話しておられたように記憶しています。今も東北で奮闘している人達の苦労を分かち合うためにも、みんなで負担していくことを覚悟するのは大事なことのように感じています。